柿農家の仕事|一年間の作業と一日の流れ

一言で農家と言っても、作物によって仕事の内容や一年・一日のスケジュールは大きく異なります。
柿農家の場合、冬には剪定や土壌管理、春には草刈や摘蕾、夏には摘果や病害虫対策、秋には収穫と出荷作業といったように、季節ごとに重要な作業が変わってきます。
今回は、柿農家の仕事の流れや一年・一日のスケジュールを詳しく解説し、農業に興味がある方や新規就農を考えている方に役立つ情報をお届けします。
1. 柿農家の年間スケジュール
1月〜3月【休眠期】剪定・土づくり
- 剪定 不要な枝を切り、木の形や勢いを整える

日当たりや風通しの良い木の形に整え、品質の良い柿づくりに繋げます。
木の形が1本ごと違うので熟練した技術が必要な作業です。
果樹栽培において最も大切な作業の1つと言えます。
- 土づくり 1年間の成長のために堆肥や化学肥料等を散布する

畑ごとの成分調査を行い、適切な状態にするために足りない肥料を散布します。
4月〜6月:【芽吹き、開花】摘蕾・草刈り・消毒・受粉
- 摘蕾 春の訪れとともに新芽、蕾が出始め数を間引く

早い段階で数を間引くことで大きな柿になるので、蕾の段階で数を減らします。
- 草刈り 養分、水分を取られないようする

果樹農家では写真のような乗用草刈機を活用している方が多いです。
- 消毒 害虫や病気を防ぐ

果樹農家の多くがスピードスプレーヤーと言われる機械を利用しています。
農薬を霧状に散布することが出来ます。
柿農家が使う農機具の中では一番高価なものになります。
- 受粉 品種によって花が咲いたタイミングで受粉させる

7月〜9月:【果実の成長】摘果・病害虫対策
- 摘果 品質の良い果実のみを残す

果実の状態を確認しながら、最終的に残す数まで減らしていきます。
カメムシなどの害虫が増える時期なので、よく観察し消毒作業をします。
10月〜12月:【色づき】収穫・選果・出荷
- 収穫・選果・出荷 品種ごとに適切なタイミングで収穫

農家によって出荷先が異なるので、選果や荷造りもそれぞれ違ってきます。
2.柿農家の一日のスケジュール
柿農家は季節によって一日のスケジュールは大きく異なります。
一番忙しい秋の収穫時期の一日を紹介したいと思います。
- AM7:00~12:00 収穫作業
- PM13:00~16:00 収穫作業
- PM16:30~18:30 荷造り作業(箱詰めなど)
- PM19:00~20:00 出荷作業
これは一例です。スケジュールは売り先や栽培規模で大きく異なります。
よくある質問(FAQ)
Q1:柿農家は儲かるの?
A1:収益は規模や販売方法によりますが、柿のみの栽培で生活している農家は日本中にたくさんいます。
Q2:初心者でも柿栽培はできる?
A2:栽培は可能ですが、柿農家として生活するには適切な技術や経営を身に付けなければいけません。先進農家から研修等を受けましょう。
Q3:柿の木は何年で実がなる?
A3:苗木を植えてから3〜5年で実がなり始めます。ただし、品種や栽培環境によって差があります。
Q4:柿の栽培に適した土地は?
A4:水はけが良く、日当たりの良い土地が適しています。寒い地域では作れる品種が限られたりします。
Q5:柿の販売方法にはどんなものがある?
A5:JA・市場出荷、直売所、ネット販売などがあります。近年はSNSを活用した直販も増えており、ブランディングによって高値で販売することも可能です。
まとめ
よく秋しか仕事のないように思われる柿農家ですが、一年間季節ごとの仕事が存在します。
適切な時期に適切な作業をすることが、品質の良い柿づくりに繋がります。
柿農家として生活するには、栽培技術のみでなく販売や経営の知識も重要です。
新規就農を考えている方は行政や先進農家と相談し研修を受けてから始める事をおすすめします。
今後もいろんな作物の農家の仕事を紹介していきます。