草刈機の刃の種類と選び方|用途別おすすめを解説

農家に限らず暖かくなると、庭や空き地の草刈りに困る方は多いと思います。
草刈機を使っている方も多いですが、実はさまざまな種類の「刃」が存在し、それぞれ得意とする作業や特徴が異なります。
本記事では、代表的な草刈機の刃の種類や特徴、用途に合わせた選び方を解説し、安全かつ効率の良い作業をサポートします。
初心者の方にも分かりやすいように、ポイントをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
草刈機の刃にはどんな種類がある?
草刈機の刃は大きく分けて、「チップソー」「ナイロンコード」「ブレードタイプ」「ハサミタイプ」の4種類が主流です。
刃の形状や材質によって、切れ味や作業時の安全性、適する作業エリアが異なります。
どの刃を選ぶかによって、草刈りの効率や仕上がりや安全性、疲れが大きく変わってくるため、まずは各刃の特徴をしっかり理解しておきましょう。
1. チップソー
よく見るこのようなタイプの刃です。

特徴
- 最も一般的なタイプの刃
- 円盤状の金属の刃で、先端に超硬チップがついているものが多い
- 硬い草や背の高い雑草、細めの木の枝なども切断できる切れ味の良さが魅力
メリット
- 超硬チップが付いている分、切れ味が鋭く、効率よく草刈りができる
- 研磨や交換次第で、比較的長期間使用することが可能
- 太めの茎や小枝まで対応できるため、雑草が生い茂った場所や農地などに最適
- 操作が軽く、燃費が良く、刈払機のパワーを必要としない
デメリット
- 刃で自分や他人を傷つけてしまう可能性がある
- 先端のチップが石やコンクリートなど硬いものに当たると欠けてしまうリスクがある
- 石が多い場合、すぐにチップがなくなってコストがかかる
こんな方におすすめ
- 畑や空き地など広い範囲で、雑草が太く硬い場合
- 一度にたくさん草刈りをしてしまいたい、効率重視の方

2. ナイロンコード
このようなナイロンコードを取り付けたタイプです。

特徴
- 刃ではなく、ナイロン製の紐(コード)を高速回転させて草を切るタイプ
メリット
- 金属刃と比べて刃ではないので安全性が高い
- 壁際やフェンス周りなど、障害物の多い場所での作業に適している
- コードが切れても簡単に交換できるものが多く、軽量で疲れにくい
デメリット
- ナイロンコードが磨耗しやすく、頻繁な交換が必要になる
- 硬い雑草や茎が太い植物を刈るのは難しい
- 石や刈った草が飛散しやすい
こんな方におすすめ
- 柔らかい雑草がメインの環境
- フェンスや石垣近くなど、金属刃だと危険性がある場所で作業する方
- 金属刃が心配な方
3. ブレードタイプ
「ブレードタイプ」と言っても金属ブレードや樹脂ブレードなど複数ありますが、今回はこのような金属タイプについて書きます。

特徴
- 刃が2枚、3枚など色んなタイプがある
- 複数のなたで砕き切るイメージ
メリット
- かなり硬い草でも砕き切ることが出来る
- チップでないので長持ちする
デメリット
- 衝撃(キックバック)が大きく扱いが難しい
- パワーのある草刈機が必要
- 石などが飛散する
こんな方におすすめ
- プロの慣れた作業者
- 草が背高く茂った場合
4. ハサミタイプ
「バリカン刃」と呼ばれる場合もある、往復運動で草を切る「ハサミタイプ」の草刈機があります。一般的な回転刃とは異なり、二枚の刃が上下(または左右)に動いて草を挟むようにして切断します。

特徴
- 回転式ではなく、刃が「ハサミ」のように動いて草を切る仕組み
- 切り口がきれいで、芝生や庭木の際など、繊細な作業にも向いている
メリット
- 飛び石や切りくずの飛散が少なく、安全性が高い
- 低速で動くため、騒音が比較的少なく、住宅街でも使いやすい
- 狭い場所や障害物周りをきれいに仕上げやすい
デメリット
- 広範囲や硬い雑草を一気に刈るにはパワー不足になりがち
- 金属製の刃であることが多く、こまめなメンテナンスが必要
- 往復運動部分に異物が挟まると動きが止まることがある
- 重くなる
こんな方におすすめ
- 芝生のエッジ処理や、庭先のちょっとした雑草の手入れにこだわりたい方
- 石飛びや切りくずの飛散が気になる場所で作業する方
- 騒音や安全面を重視し、ゆっくり確実に雑草を処理したい方
それぞれの刃には得意・不得意があり、作業の規模や草の状態に応じて最適なものを選ぶことで、時間や労力を大幅に節約できます。
初心者はどれをつかうべき?
いろんな種類があり初心者の方は悩んでしまうと思います。
ハサミタイプは高価で重く、時間も掛かりますが安全です。
住宅や道路が近い場所でも石等の飛散の心配もありません。
プロの農家はいろんなタイプの刃を使い分けながら草刈作業をしています。
まとめ
草刈機の刃には多くの種類があります。
それぞれ特徴、メリット、デメリットがあります。
作業者の熟練度、場所、草の種類などで使い分ける必要があります。
草刈り作業において作業の上手さ以上に草刈機の刃の選定、メンテナンスは作業スピード、疲労度、安全性に関わります。
ぜひ自分にあった草刈り機の刃を探してください。
