経営・販売
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小規模農家でもできる!『ネットショップ×ブログ×SNS』活用の販売戦略

繁原大樹
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

近年はネット販売に取り組む農家が増えました。

新規就農者、小規模農家の多くがネット販売を検討していると思いますが、いきなり大きなコストをかけてホームページ、ネットショップを作るのは難しいです。

そんな農家に向けて私は、

「ネットショップ×ブログ×SNS」を組み合わせた戦略をおすすめしています。

私自身も小規模農家からこの戦略でネット販売を大きくしていました。

導入費用も年間の固定費も、数万円で運営出来ます。

もちろん始めてすぐに、大きく売り上げが上がる戦略ではありません。

小さく始めて時間をかけて大きく育てる方法を紹介していきます。

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【ネットショップ×ブログ×SNS】使うツールはこれ!

ネット販売に取り組むために必要なツールは、大きく分けて「ネットショップ」「ブログ」「SNS」の3つです。

それぞれに役割があり、組み合わせることで強い販路になります。

ここでは、初心者農家でも無理なく始められる、おすすめのツールを紹介していきます。

ネットショップ:おすすめはBASE

農産物をオンラインで販売するには、ネットショップを持つことが必須です。

今は、無料または低コストでネットショップを作れるサービスがいくつもあります。

  • BASE(ベイス)
  • STORES(ストアーズ)
  • カラーミーショップ
  • Square(スクエア)オンラインストア
  • メルカリShops
  • 産直ストア(食べチョク、ポケットマルシェなど)

 など

これらは初期費用や月額費用が無料のプランが用意されていて、商品が売れたときにだけ手数料がかかる仕組みなので、リスクが少なく始められます。

中でも私のおすすめは、

BASEでネットショップを作る

BASEは操作が簡単で、デザインも豊富。特別な知識がなくてもすぐに自分だけのオンライン直売所が作れます。

写真と商品説明を用意すれば、1日でショップ開設も可能です。

ただし、もし実店舗を持っていて、店頭販売とネット販売を連携させたい場合は、Squareオンラインストアが向いているかもしれません。

レジ連携が便利で、キャッシュレス決済との相性も良いです。

ブログ:WordPress一択

BASEやSquareで作ったネットショップはSEOに弱いという弱点があります。

Googleなどの検索で上の方に出にくいということです。

その為にブログと掛け合わせます。

ブログと言っていますが、ホームページ・公式サイトと言ってもいいかもしれません。

ブログには、以下のような役割があります。

  • 検索経由で新しいお客さんに見つけてもらう(SEO効果)
  • 生産者のこだわりや栽培ストーリーを伝える
  • 作物の魅力や使い方(レシピなど)を紹介する
  • ネットショップへの導線をつくる
  • 求人情報を載せる
  • 広告収入を得れる可能性もある

ブログには「無料ブログサービス(はてなブログ、アメブロなど)」もありますが、

WordPress(ワードプレス)でブログサイトを作ること

これは一択です。

WordPressは少しだけ準備が必要ですが、自由度が高く、自分の農園らしいデザインのサイトが作れます。

他のサービスと違い、なくなることはありません。

費用(サーバー代+ドメイン代)も年間で1万円ほどで収まるので、長く続けるなら十分コスパが良いです。

SNS:迷ったら全部やる!

ネットショップを開いて、ブログを作っても、それだけでは人はなかなか集まりません。集客のためにはSNSが必須です。

でも今はSNSが多すぎて、どれをやればいいのか迷ってしまう人も多いと思います。

代表的なSNSを挙げると

代表的なSNS例:

  • X(旧Twitter):リアルタイムの情報発信が得意
  • Instagram:写真・動画で農産物や風景を魅せる
  • Facebook:長文投稿やつながりに強い
  • YouTube:動画で栽培風景や農家の日常を伝える
  • TikTok:短尺動画で拡散力が高い
  • LINE公式アカウント:リピーターへの情報発信に強い
  • Podcast:音声で農家の声やストーリーを届ける

など

これを見ると「こんなにたくさん、無理…!」と思うかもしれませんが、

やれる範囲で、全部やってみる!

というのが実は一番効率的だったりします。

理由は簡単で、人によって使っているSNSが違うからです。

ある人はInstagramしか見ないとか、別の人はFacebookしか見ていないということもあります。

つまり、発信先を増やせば増やすほど、あなたの農園を知ってもらえる機会が増えるということなんです。

もちろん無理をして全部を完璧にやる必要はありません。

最初はInstagramで写真を1枚投稿するだけでもOK。

そこから少しずつ、別のSNSにも挑戦してみましょう。

ネット販売戦略のステップ

ネット販売は、準備が整ったからといってすぐに売上が上がるわけではありません。

「知られていない=売れない」です。

だからこそ大事なのが、ネットショップ・ブログ・SNSを連携させながら、少しずつ育てていく戦略です。

私自身もこの方法で、ゼロからスタートし、少しずつお客さんを増やしていきました。

以下のステップに沿って進めることで、初心者の方でも着実にネット販売を軌道に乗せていくことができます。

①まずはネットショップを開設して「買える場所」を作る

ネット販売の第一歩は、ネットショップを開くことです。

これは、いわば「お客さんが商品を買える場所を用意する」ということ。

最初は1商品だけの登録でもOK。見た目も整っていなくて構いません。

とにかく「お店がある状態」を作るのが最優先です。

完璧なネットショップを作ってからオープンするのではなく、とりあえず公開して、少しずつ整えていけばいいです。

まずは、あなたの農産物を買えるリンクが存在するという状態を目指しましょう。

②ブログで「信頼」と「ストーリー」を育てる

SNSと並行しながら、ブログ(=公式サイト)であなたの農園の背景やこだわりを伝えることです。

SNSよりも、ブログはテキスト、写真、動画、図解など合わせてより長く、深く伝えられます。

またSNSと違い長い期間見られる可能性があります。

ブログに書く内容例:

  • 農作業の内容
  • 作物のこだわり、育て方
  • 「なぜ農業をやっているのか」という自己紹介
  • 自分の野菜を使ったレシピや保存方法

など

WordPressでブログを作ると、「農園の顔」としての信頼感も高まり、SNSから訪れた人の“最終的な判断材料にもなります。

さらに、ブログ記事にネットショップの商品ページへのリンクを貼れば、「読み物から購入まで」の自然な流れを作ることができます。

③SNSで人を集めて“認知”を広げる

ネットショップとブログが整ってきたら、SNSで人を集めるステージです。

BASEのネットショップもWordPressブログも初めは全く人が集まりません。

SNSは、あなたの農園のことをまだ知らない人に、まずは見つけてもらうために使います。

具体例:

  • Instagramで畑の様子や収穫した野菜の写真をアップ
  • X(旧Twitter)で日々の農作業のひとことレポート
  • LINE公式で「予約販売開始」のお知らせ
  • YouTubeでレシピの紹介動画を投稿

など

SNSの投稿からネットショップ、ブログのリンクをつけて、誘導していきましょう。

④すべてのツールを“回遊”できるようにする

3つのツールを使うときに大事なのが、「リンクでつなぐ」ことです。

それぞれがバラバラになっていると、せっかくのアクセスも一度きりで終わってしまいます。

例:

  • ブログ記事の中にネットショップのリンクを貼る
  • SNSのプロフィールにネットショップ・ブログのURLを貼る
  • ネットショップのプロフィール欄に、ブログやSNSへのリンクを掲載
  • LINE公式アカウントで、商品や記事の更新を直接お知らせ

など

このようにツールをつないでおけば、訪れたお客さんが「知る→信頼する→買う→ファンになる」流れつくることができます。

⑤反応を見ながら育てていく

最後に大事なのが、続けながら改善していくことです。

始めたばかりの頃は、なかなか反応がないかもしれません。

でも、コツコツ発信していると、少しずつ「いいね」や「フォロー」「注文」が入ってきます。

お客さんの反応を見ながら、以下を繰り返してみてください:

  • よく読まれたブログ記事のテーマを増やす
  • SNSで反応が良かった投稿を中心にする
  • 売れた商品の写真や説明文を改善する
  • よく聞かれる質問をブログ記事で解説する

など

続けることで、少しずつ検索にも強くなり、リピーターも増えてきます。

【ネットショップ×ブログ×SNS】3つを使う理由とコツ

ネットショップ・ブログ・SNS、それぞれの役割は異なりますが、組み合わせて使うことで、お互いの弱点を補い合い、販路を大きく育てていけます。

ここでは、なぜこの3つを使うのか?その理由とコツをお伝えします。

なぜこの3つを使うのか

WordPressでのネットショップはリスクもある

WordPressだけでショッピング機能の付いたホームページを作ることも可能です。

ただし自分で作ったサイトにショッピング機能を付けるのは、セキュリティ面でリスクもあります。

そのためショッピング機能は別で、BASE等のサイトを利用することをすすめています。

予約や定期購入などの機能も簡単に使えます。

WordPressブログは育てていける

SNSの投稿と違いWordPressブログの記事は、何年も後に見られる可能性があります。

少しずつサイトの信頼が高まり、検索されやすい状態になっていきます。

SNSを1つもやってないけど、Googleで検索してネットショッピングをするという人もたくさんいます。

またブログに人が集まると、広告収入にも繋がる可能性があります。

将来的に別の収入源として役立つかもしれません。

AI時代はマルチメディア発信が重要

マルチメディア発信とは、複数の媒体で発信することです。

今はGoogle検索の結果でもAIの回答が出ると思います。

AIに信頼され取り上げられるには、複数の媒体、SNSで発信しているというのが、重要になると言われています。

そのためには、WordPressブログと複数のSNS運営が欠かせません。

【ネットショップ×ブログ×SNS】運営のコツ

たくさんのサイトは管理、運営していくのは大変ですが、内容を上手く使いまわしましょう。

例えば、

  • ブログの記事を分けてXに投稿
  • YouTubeで撮ったものを、切り取ってInstagramとTikTokに投稿
  • 音声投稿した音源を文字起こししてブログ記事にする

など

コンテンツの再利用、コンテンツ・リパーパスと言ったりするそうです。

すべての発信を見ている人はいません。

同じ話をしていると思われる心配はいりません。

いかに手間をかけずにたくさんの媒体で発信できるかが、大切です。

まとめ:小さく始めて、自分のペースで育てていこう

ネット販売を始めたい初心者農家さんに向けて、「ネットショップ × ブログ × SNS」を組み合わせた販路拡大の方法についてお伝えしてきました。

農業は自然相手の仕事。毎日忙しいし、ネットに時間をかける余裕がない日もあると思います。

それでも、あなたの想いや農産物を必要としている人は、きっと全国にたくさんいるはずです。

大事なのは、「いきなり完璧にやろう」と思わないこと。

  • ネットショップは1商品からでOK
  • ブログは月に1記事でもOK
  • SNSは写真1枚でもOK

とにかく、小さな一歩を踏み出してみることが何より大切です。

そして、続けることが一番の武器になります。

ネット販売に限らず、農業も発信も、「続けた人が強い世界」です。

私は続けることが出来ませんでした。

この記事を読んだ農家が、一歩踏み出し、長く農業を続けてくれることを願っています。

最初は不安や疑問があって当然。失敗も、迷いもあってOKです。

あなたのチャレンジを、心から応援しています!

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