柿栽培
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【現代の革命家】キングコング西野亮廣さんの活動を農業で生かすには?

繁原大樹
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
しげはら
しげはら

皆さん、こんにちは!

次郎柿のしげはら農園、繁原大樹です。

今回はお笑い芸人で絵本作家のキングコング西野亮廣さんの話。

僕ははねるのトびら世代なんですが、今はお笑いだけでなく絵本製作、映画、歌舞伎、ミュージカル、オンラインサロン運営などいろいろな事業をされています。

オリラジのあっちゃんと一緒でお笑いをしてないなんて言われることもありますが西野さんの活動は経営者にとってめちゃくちゃ勉強になります。

農業経営において参考にしていることも多々あるので今回はそんな話を書いてみようかと思います。

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今の西野さんの活動

最近はテレビに出ることも少ないので何をしてるか知らない方も多いと思います。

今の西野さんの活動を知れるのは、ブログ、VOICEY(音声メディア)、YOUTUBEなどがあります

西野亮廣公式ブログVOICYYOUTUBE

このあたりはオープンな発信の場で、クローズな発信はオンラインサロンで行われています。

オンラインサロンってまだ知らない人は、怪しいって思ったりするんですかね?

オンラインサロンはファンクラブのようなもので、月額で発信を見れたり、イベントに参加出来たりするものです。

それぞれのサロンによって金額や内容は全然違います。西野さんのサロンは月額980円で主に毎日の記事投稿がメインです。つまり有料のメルマガです。

僕は他にもいくつか有料のメルマガ型のサロンに入っています。

なんで有料のサロンで発信しているのか、オープンなブログとは何が違うのかと思われるかもしれませんが最新の活動の内容や賛否両論あるかもしれない内容は先にクローズな場で発信しています。

今多くの有名ビジネスマンは有料サロンをやっていたりします。

売り上げを作るためもありますが、最新の活動などオープンな場に投稿すると不毛な批判が来たりして話が進まないことも多いからだと思います。

Xでまともな議論がされてること少なくないですか?笑

ビジネス書を出すより早いので有料のサロンなどで発信して一緒にプロジェクトを進めたりしています。

僕はほとんど記事を読むだけなのですが、サロンメンバー同士の交流があったりします。サロンメンバーがやっているお店がわかる地図があったりするので、お互いにお客さんだったりする場合もあります。

西野さんのサロンの記事の内容ですが、今現在進行形で行われている活動報告や新作の内容(映画の脚本など)が先行で出されることもあります。

その中で色んな事業を進めるためのビジネス戦略が書かれることも多くありこれが自分の活動に転用出来ることもあります。

僕も農業経営においていろいろと参考にしています。

いくつか実際にやってみたことを紹介したいと思います。

サロンに興味がわいた人はこちらから 西野亮廣エンタメ研究所

僕に得があるわけではないので!月額980円でいつでも辞めれます。

しげはら
しげはら

オンラインサロンが怪しいのではなく、怪しいオンラインサロンがあるだけです。

レストラン型のサービスとBBQ型のサービス

レストラン型のサービスとBBQ型のサービスについてです。こちらは実際にサロン内で公開された記事です。記事は内容によって1年後以降は口外(コピペ)がOKとなっています。これは2020.05.08 に発信されたものです。

今日は「BBQ型サービスがもたらした、販売戦略の変化」という、どう考えたってカッコいいタイトルで記事を書きたいと思います。

経営者さんやクリエイターさん必読の内容です。覚悟しやがれ。

レストラン型のサービスとBBQ型のサービス
 

8年ほど前に「レストラン型」と「BBQ型」という概念を提唱して、大炎上しました。

「あらゆるサービスは、『プロが作った料理をお客さんにお出しするレストラン型』から『お客さんが食べるものをお客さんと一緒につくるBBQ型』になる」と言っちゃったわけですね。

今、聞くと、「そりゃそうだよね」かもしれませんが、当時は『BBQ型』なんて言葉もない時代で、「お客さんと一緒に作る?は?」といった反応でした。

「完成前の作品を表に出す」なんて、ありえなかったわけですね。
「そんなの、ネタバレしちゃって、売れないじゃん!」というのが世間の声でした。

ただ、固定観念と感情を捨てて、「理屈」だけで考えたら答えは出ていて、ボクとキミの二人で作った作品は、自分達が記念に購入するから最低「2個」売れます。

2人で作った作品が「2個」売れるのであれば、
10人で作った作品は「10個」売れるし、1万人で作った作品は「1万個」売れます。

つまり、「『作る人』はそのまま購入者になるのだから、『お客さん』を増やすのではなくて、『作る人』を増やしちゃった方がいいよねー」と言ったのが2012年の西野です。

「クラウドファンディングは資金調達装置ではなくて、共犯者作りの装置だよ」と言ったわけですが、当時は「クラウドファンディング?は?宗教でしょ?」と言われていた時代なので、BBQ型エンタメの市場を独占することができました。

あれから8年の月日が経ち、今じゃ、「完成品を売りつけられるのはツライっす」「お前のオナニー作品なんて知らねぇっす」という時代になりました。

数年後、この「揺り戻し」は確実にありますが、少なくとも2020年現在は『BBQ型』が覇権を握っています。
当時、「ヨゴレ行為」として扱われていたハズの「お客さんと呑む」の理解も随分進みました。

吉本がやっている『スナック吉本』は、共犯者作りの場として必要なので、コロナ明けも根付くでしょう。

さて、時代は『レストラン型』から『BBQ型』にすっかり変わっちゃいましたが、どっこい、広告戦略の全てが刷新されているわけではありません。

今からお話しすることは、前々から僕がやっていたことですが、言語化した方がスッと入ってくると思うので、頑張って言語化してみます。

すっごいプレオーダー戦略(仮)
 

僕はカリスマホストのローランド様のファンなのですが、ローランド様は「1日で最高6000万円を稼いだ男」としてメディアで紹介されたりします。

そこだけ聞くと、なんだか凄そうですが「6000万円」というのは、ローランド様の誕生日の日の売り上げであって、1年間かけてファンを作って、お金を落としてもらう日を「誕生日」に集中させている(決算を集中させている)だけなので、「6000万円」自体はそんなに凄い話じゃありません。
(※ローランド様の魅力はそこじゃないです!)

…これ、伝わってますか?

えっと、たとえば僕、ときどきクラウドファンディングのリターンで『西野を講演会に呼べる権(50万円)』を50個ぐらい出したりするのですが、だいたい5分ぐらいで完売するんですね。

ここだけ切り取ると「5分で2500万円を稼ぐ男」と言えちゃうわけですが、その後、講演会で全国をまわらなくちゃいけないので、実際は5分じゃないですよね。

ローランド様も誕生日に「6000万円」を集める為に、1年間毎日頑張っているんです。
費やしている時間は「1日」じゃねぇんです。

ただ、こうして「数字」をコントロールして、売り上げを集中させるのって、すっごく大事で、事実「1日で最高6000万円を稼いだ男」という言葉につられて、ローランド様に興味を持った人も少なくないハズです。
(※僕がマンマとその一人です)

ここで『BBQ型』に話を戻します。

BBQ型の基本は「お客さんと一緒に作る」なので、発売日よりも、ずっとずっとずっと前の段階から、その商品に興味を持ってもらっています。
制作を共有している過程で、「買いたい!」と思ってもらっているタイミングは何度もあるハズです。

『BBQ型サービス』を提供する人間は、そのタイミングで買えるようにしておく必要があります。
せっかく、発売日の1年前から制作過程を共有しているのに、「予約は発売日の1ヶ月前から」とかワケが分かりません。

「予約は発売日の1ヶ月前から」というのは、『レストラン型』の広告戦略の名残りです。

ここ、皆、メチャクチャ取りこぼしているんです。

『BBQ型サービス』の予約販売のスタートのタイミングは、「制作開始と同時であるべき」です。

んでもって、制作に2年がかかる絵本だったら、毎日5冊ずつでもいいから、予約販売で売り続けるんです。
すると、2年で「3650冊」が売れます。

で、この「3650冊」という数字が、どこにカウントされるかというと『発売日』です。
(※本の場合なら「初版」)

「初日に3650冊売れた絵本」と打ち出せるわけですね。

お客さんは「皆が買っているもの」を買おうとします。
本屋さんは「売れそうな本」を売ろうとします。

すんごい長い時間をかけて、コツコツと予約をとって、初日に売り上げを集中させることによって、期待値を上げ、人を惹き付け、売り上げを加速させるわけですね。

『レストラン型』には、この数字のコントロールができなくて、『BBQ型』にはできるんです。

ローランド様(ていうか全ホスト)が1年間かけて誕生日に売り上げを集中させているような、
西野が自分のネットショップで発売日の7ヶ月前から予約販売を開始しているような、この広告戦略を僕は『すっごいプレオーダー戦略』と呼んでいるのですが、ネーミングセンスが壊滅的なので、誰かイイ名前を付けてください。

『BBQ型サービス』の広告戦略の一つです。
かなり、かなりオススメです。

現場からは以上でーす

2020.05.08 / 西野亮廣エンタメ研究所

というものです。

めちゃくちゃわかりやすいですよね。こういった記事が読めるのがオンラインサロンだったりします。

オンラインサロンは詐欺だとか言ってる場合ではないです。詐欺のオンラインサロンがあったり、自分に合わないオンラインサロンがあるだけです。

話が逸れましたが、この記事から僕が農業経営に参考にしたことがあります。

僕は次郎柿という柿だけを作っている農家なので販売期間が1か月だけです。その1か月は収穫と出荷で忙しくてなかなか自分で販売したり、PRするのが難しいなというのが悩みでした。

農作業が比較的余裕のある時期には売れるものがない。

そこで「すっごいプレオーダー戦略」です。笑

1年間常にネットで予約受付をしておきます。それで農作業が暇な時期にイベントをしたりしてPRすることで常に売ることができるようになりました。

販売量も増えました。

もう1つがBBQ型のサービスの視点です。

もともとギフト用で柿の箱のパッケージデザインなどしていました。

これはこれで最高にかわいくてもちろん今もつかっていますがこれとは別に塗り絵段ボールというのを作りました。

参加型のサービス、商品だと農作業をしてもらうというのも1つですがそれもなかなかハードルが高いので贈る段ボールを塗り絵が出来るようにして、その箱で柿を贈れるようにしました。

塗り絵のイベントを秋前に開催し予約を受け、箱を預かって秋に柿を詰めて発送するというものです。

お子さんと塗った箱でおじいちゃん、おばあちゃんに贈るという流れが出来ました。

こんな感じで記事を自分の活動に落とし込めることもあります。

こちらの本もおすすめです!

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まとめ

いくつか事例を出そうかと思いましたが長くなったので今回は1つにしました。また他の活動も紹介したいと思います。

西野さんのサロンでなくても自分に合いそうな、活動に転用出来そうな人の発信は有料でもチェックしておくことをオススメします。

すごく高価な情報商材なんかを買うのはあまりおすすめ出来ませんが、月に数千円でいつでも辞めれるようなものは一度入ってみるのもありだと思います。

おすすめのサロンなどあったら教えてください。

これがすっごいプレオーダー戦略↓笑

しげはら農園ではまだ柿が2センチなのに予約受付しています。

しげはら農園オンラインショップ

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プロフィール
繁原大樹
繁原大樹
次郎柿の しげはら農園
愛知県豊橋市の次郎柿農家。 次郎柿の生産・販売だけでなく 加工品の開発・販売、アグリテックの試験、小中学校への出前授業、農福連携、剪定枝の有効活用、柿畑での柿渋染めワークショップなど様々な活動をしています。農家の現場目線の記事を執筆しています。
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