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儲かる農家になるには?奇抜な戦略ばかり選ぶ新規就農者へ

繁原大樹
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この記事でわかること
  • 新規就農者がやりがちな失敗
  • 新規就農者の具体的戦略

新規就農を目指す人の多くが、「他の人が作っていない作物を育てよう」「直販やブランド化で高単価を狙おう」「新しい栽培方法で差別化しよう」といったアイデアを思いつきます。

私もこのサイトを通じて新しい挑戦をする農家を応援しています。

しかし、実際に農業で生計を立てるためには、まず基本をしっかり固めることが何よりも重要です。

そもそも、新規就農者が考えつくようなアイデアは、すでに誰かが試している事が多いです。

そして、その結果がすでに出ていることもあります。

だからこそ、「まずは検索して調べる」ことが大切になります。

本記事では、農業で成功するために新規就農者が最初に取り組むべきことを解説します。

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1. 奇抜な戦略に頼る前に知っておくべきこと

1-1. 既に答えは出ている

新しい栽培方法や作物、販路開拓のアイデアを思いついたとき、まずやるべきことは「そのアイデアが過去に試されていないか調べること」です。

誰もやってないことに挑戦しよう、自分だけのやりかたで成功しよう、やってみなくちゃわからないと考えたくなる気持ちはよくわかります。

でもインターネット上には、農業関連の研究データや、先駆者たちの成功・失敗事例がたくさんあります。インターネット上になくても一流の農家、農業関係者に聞けばわかります。

これは農業に関わらずビジネスのアイデアを思いついたときすべての場合に当てはまります。

たとえば、「この地域では誰も栽培していない果物を育てよう」と考えた場合、それは単に「過去に試されてうまくいかなかった」から誰も作っていないだけかもしれません。

あるいは、「この方法なら低コストで栽培できる!」と思っても、実際には病害虫のリスクが高く、結局コストがかさんでしまうこともあります。

1-2. 奇抜な戦略はリスクが大きい

農業は経営です。スタート時点で高リスクの戦略を取るのは、倒産の危険を高めるだけです。

  • 販路開拓は時間と労力がかかる → 販売先が決まらないまま作物を育てると、大量の在庫を抱えることに。
  • 地域で作られていない作物は技術が確立されていない → 育てるのが難しく、収量が安定しない。
  • 新しい栽培方法は安定しないことが多い → 収穫量が予測できず、利益につながりにくい。

農業で生活していくためには、まず安定した収益を確保することが第一歩。

そのためには、「地域で確立されている作物と栽培方法を選び、確実に収穫できる状態にする」ことが重要です。

そもそもちゃんとしたものが作れないのに販路開拓のための営業も付加価値を付けたブランディングも難しいです。

基本が出来てないのに新たな栽培方法をするのも難しいです。

2. まずは経営の基礎を整えよう

2-1. 家の整理整頓をする

奇抜な戦略よりも確実な事があります。

農業は現場作業だけでなく、経営の視点も欠かせません。

そのためには、身の回りを整理し、効率的な環境を作ることが必要です。

整理整頓はどの仕事でも欠かせません。

  • 作業場や倉庫に不要なものが溜まっていないか?
  • 必要な道具がすぐに取り出せる状態になっているか?
  • 事務作業をするスペースは整っているか?

農業において、道具の管理ができていないと作業効率が落ちるだけでなく、時間のロスや事故の原因にもなります。

家や倉庫を整理することから始めましょう。

物を整理し減らすことで余分に在庫を買わなくなり、収納を減らせます。

作業スペースが広くなれば作業効率は格段に上がります。

整理整頓は色んな部分に複利的に利いてきます。

2-2. 固定費の見直しをする

農業経営において、利益を増やすには「売上を増やす」か「経費を減らす」しかありません。

しかし、売上を増やすには時間がかかるため、まずは「経費を減らす」ことを優先しましょう。

農業は生活との境目が曖昧です。生活費の見直しがまず基本です。

  • スマホの料金プランを見直す → 格安SIMに切り替えるだけで年間数万円の節約に。
  • 不要なサブスクを解約する → 使っていないオンラインサービスを見直す。
  • 車両費を削減する → 車は軽トラだけにする。

農業の経営ができるかどうかは、まず「無駄を省く」意識が持てるかどうかで決まります。

「近年コストが上がって経営が苦しいよ。」という農家がスマホに月1万円以上払っていることはよくあります。

コストカットに一発逆転はありません。小さなことの積み重ねです。

3. 既存の作り方を徹底する

3-1. まずは地域で確立されている作物を選ぶ

新規就農者がまずやるべきことは、「すでに地域で確立されている作物を選ぶこと」です。

地域の農協や先輩農家に聞けば、その土地で安定して育つ作物や、効率の良い栽培方法が分かります。

そもそも卸先のある地域で就農を考える必要があるかもしれません。

3-2. 3年間は栽培技術の向上に集中する

最初の3年間は、栽培技術の向上に専念しましょう。

しっかりと地域で確立したつくり方を徹底します。

  • 収量を安定させることを優先
  • 病害虫対策を学ぶ
  • 天候リスクに備える技術を身につける

作物選び、地域選びを間違わなければ3年で食べていけるレベルになると思います。できなければ諦めましょう。

この基盤ができてから、徐々に販路開拓や新しい作物に挑戦していけば、リスクを抑えながら経営を拡大できます。

4. まとめ

農業で成功するためには、まず経営の基本を整えることが重要です。

新規就農者が思いつくようなアイデアはすでに試されているものが多く、すでに答えが出ていることがほとんどです。

まずはしっかりと検索し、調査する習慣をつけましょう。

奇抜な戦略に飛びつく前に、

  1. 家の整理整頓を徹底する
  2. 固定費の見直しをする
  3. 地域で確立された作物と栽培方法を選ぶ
  4. 3年間は栽培技術の向上に集中する

これらを実行すれば、農業経営の土台をしっかりと作ることができ、長期的に安定した利益を出すことができるでしょう。

希望に満ち溢れた多くの新規就農者にとって、つまらない話だと思います。

でもこれが稼げる農家になる近道です。

そのうえで新しい挑戦をしていってほしいと思います。

基盤が出来ていない挑戦は博打になってしまいます。

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