【食育活動】柿農家の出前授業って何?
皆さんこんにちは!
次郎柿のしげはら農園、繁原大樹です。
僕は毎年市内の小中学校を中心に出前授業に行っています。
今回は出前授業って何やってるの?なんでやってるの?みたいな話を書いていきたいと思います。
出前授業って何?
小中学校に授業に行くんですが、教室で座学を行う授業もあれば地元の小学校では実際に近くの柿畑で一年間柿を栽培して販売までしています。
座学の方は豊橋市の農業企画部のイベントで市内の小中学校から希望をとり色んな農家の方が授業しに行っています。
畑での授業はJA青年部のメンバーで地元小学校2校に行っています。
座学はどんな内容?
座学では日本の柿の生産量は世界で何位?みたいな話から柿農家の一年間の仕事の内容、柿の販売の工夫、これから僕が取り組みたいと思っている事について話しています。
ここで皆さんにクイズです!日本は世界で柿の生産量何位でしょう?
正解は・・・
第4位です!
柿と言えば日本のイメージですが1位は中国、2位は韓国、3位はアゼルバイジャンです。
…というつかみからいつも授業を始めています。
柿の栽培の話は作業動画を見てもらいながら説明します。
販売の話では日本は人口が減っているし、果物の消費量は年々減ってるから1個1個の柿の価値を高めて販売していく必要がありますという話から僕の取り組みを紹介しています。
①YouTubeなどのSNS発信 しげはら農園チャンネル
若い世代にも農業や柿に興味を持ってもらうため色んな媒体から発信しています。
②農カードプロジェクト参加 農カードプロジェクト
③パケージデザイン 段ボールなどデザインにこだわって贈り物にも使いやすくしています
④加工品の開発、販売 ドライフルーツ、ジャムなども販売しています。
⑤柿畑でのイベント 柿渋染めなどイベントを開催しています。
こんな感じで柿の栽培以外の活動を紹介しています。
今後取り組みたい事についても話しています。
①剪定枝の有効活用 毎年たくさんの廃棄物として出る剪定枝を活用して価値を付けていきたいと思います。
②農福連携での障がい者の方の雇用 今政策としても農業分野での障がい者雇用することを農福連携として注目されています。しげはら農園では剪定枝の回収作業で障がい者の方に働いてもらっています。今後雇用を増やしていきたいと思っています。
③アグリテックの活用 農業分野の最新技術をアグリテックといいます。最近は農業分野のスタートアップ企業が増えていますので協力して新たな経営に取り組んでいきたいと思っています。AIロボットでの柿の運搬試験をしたりしています。https://youtube.com/shorts/2BWtQtQljoE?si=ayK6yxNYNv4nNLWv
座学ではこんな話をさせてもらっています。
畑での授業は何をやるの?
地元の小学校では近くの柿畑で1年間栽培しています。
6月に実を間引く摘果作業、10月に収穫、販売、2月に剪定、肥料散布、粗皮削り、3月に小学生からのまとめ発表を聞いたりしています。
収穫体験をやっていることはよくありますが1年通して授業することは珍しいのではないかと思います。
なんでやってるの?
出前授業の目的は農業や柿に子供たちが興味を持ってほしいという思いがあったりします。農業は誰もが関係あることです。食や農に疑問をもって調べてくれたしする機会が増えてほしいです。
地元の学校では1人でも柿農家になりたいと思う子が出てきてほしいと思います。将来柿農家になりたいと思った子が授業の事を思い出して僕のことを訪ねてきてくれたらこんなに嬉しいことはないです。
出前授業を受けたい方ご連絡ください
今まで市内の小中学校を中心に行ってきましたが、知り合いの方に頼まれてその方のお子さんの学校で行ったこともあります。
学校でなくても伺うことは可能です。
中学校で行う場合は栽培の話より職業としての話を多めにしたりしています。コロナ禍では職業体験がなくなったりして中学校で授業する機会も多くありました。
僕の活動は農産物の生産、販売以外にもいろいろとやっていますので大人や農業者の方が聞いても面白いと思います。(誰も言ってくれないので自分で言ってます。)
最近は農家の方が話を聞きに来てくれる機会も増えました。
僕が出向いて授業する場合は有料で行わせて頂いています。
問い合わせページよりご連絡ください。 問い合わせ
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