儲かる農家になる方法。販路開拓でもスマート農業でもない?
皆さん、こんにちは!
次郎柿のしげはら農園、繁原大樹です。
今回は偉そうに儲かる農家になる方法というテーマです。
僕も儲かっているかと言えばまだまだです。ただ農家になってから取り組んだことで効果があったことについて紹介したいと思います。
「小さなカイゼン」こそ儲かるポイント
僕が思う儲かる農家になるための方法はずばり「小さなカイゼン」の積み重ねです。
つまらない答えですみません。笑
でもこれが本音で一番大切だと思っています。タイトルでは大げさに販路開拓でもスマート農業でもない。とか書きましたがもちろんこれも大切です。僕も取り組んでいます。
でもこれはすぐに簡単にできる事ではないです。
スマート農業には大きな投資が必要だったりします。
新規就農者にとって販路開拓は難易度が高いかもしれません。
一方「小さなカイゼン」とは今すぐできる本当に小さなことです。
カタカナのカイゼンはトヨタグループでよく使われる言葉です。僕はトヨタグループ企業からの脱サラ農家なので大切にしているのかもしれません。
漢字の改善に比べカイゼンは現状をよくする小さな現場規模の改善の事を指すと僕は認識しています。
例えば、現場の整理整頓、ラベル表示、労務管理のデジタル化、備品購入時のコストカットなど。
1つ1つは小さなことです。今農業をしててこれ変えたら楽になるなということでそのままになっていることが誰しもあるのではないでしょうか。
もちろん僕もすべて出来てるわけではないですが、意識してカイゼンしています。
そしてこの積み重ねが大きな成果を生みます。
特に自分1人でやっている仕事をもし人にお願いするとしたらという視点でカイゼンすると自分自身も楽なったりミスが減ったりします。
こんなことを積み重ねていくと1割2割生産効率が上がったりします。その分栽培面積を増やしたり、手が回って秀品率をあげたりと売り上げにつながる経営が出来ます。
参考書籍「東大卒、農家の右腕になる」
僕が小さなカイゼンをするうえで参考になった書籍があります。
東大卒、農家の右腕になる。小さな改善ノウハウ100 佐川友彦
僕は農業関係の書籍をかなりの数読んできましたが、ダントツの1位でこれをおすすめしています。
多くの書籍が観光農園になったり再現性の低い事例に感じますがこの本は全農家が参考に出来ます。
前半は佐川さんの経歴から行ってきた活動をストーリー仕立てで紹介しています。実際に農家の右腕になる苦労が書かれていて、ここは農家としてグッとくるものがありました。
後半では実際に行われた改善事例が書かれています。
この中から僕もいくつも実践しました。1つでも行えば書籍代の元はとれます。
ぜひ読んでみてください。
小さな農家が最初に行うべきカイゼン2選
これは妻の前職場のwafuの綿貫社長が話していたのでまるパクリします。笑
綿貫社長との対談動画 https://www.instagram.com/reel/Cxe7-PdPMcM/?utm_source=ig_web_copy_link
整理整頓と固定費見直しです。
うちもそうですが小さな農家、会社特に家族経営だと職場にプライベートな物が散乱していたり物を探すのが大変だったりします。
整理整頓するだけでかなり物を探す時間を削減出来たり、在庫の管理に無駄がなくなったり、余分な倉庫がなくなったり。
トヨタグループ企業では4Sと言われたりします。整理・整頓・清潔・清掃。
そのぐらい仕事の基本でかなり重要な要素なんだと思います。
もう一つの固定費見直し。コストカットというと大げさに感じるかもしれませんが、小さな経営体にとって生活費と経費の境目が曖昧だったりします。
携帯やガスなど会社を見直すだけで、品質は変わらないのに固定費が下がることも多いです。
個人的に格安SIMは日本通信がおすすめ 日本通信
30G 2178円 70分通話付き
とにかく小さなことの積み重ね、小さな改善こそが大きな成果の第一歩だと思っています。
まとめ
僕は脱サラ農家なので企業で当たり前のことが農家の現場では出来てないと感じることがすごくたくさんあります。我が家の経営も例外ではないです。
これは後ろ向きな話ではなく、それだけ伸び代があるということです。
農業界はまだ万策尽きていない。それも大きな改革ではなく小さなカイゼンの積み重ねで大きく伸びる可能性があります。
初めに書いたように販路開拓やスマート農業も大切ですがその前にやるべきことがたくさんあるのではないでしょうか。
次郎柿の超早期予約受付中! しげはら農園オンラインショップ